続きのアウトラインを書いたところから
すこし余分を切ってみます。
順番があるので順番どおり削って見てください。
①ボトムのロッカーを作る
②デッキのロッカーを作る
③アウトラインを切る
④ボトムのロッカーを整えてボトムのデザインを削る。
⑤デッキ側 レールに掛けてドームを作る。
⑥レールを作る。
⑦テールを作る。
⑧サンディング
この8つの工程でただのまな板が素敵なハンドプレーンに!
①ボトムのロッカーを作る
当然 板なのでボードの下は平らです。
板を横から見た所。ここからロッカーを作ります。
前3分の1ぐらいのところからノーズに掛けてノーズロッカー
前3分の1ぐらいのところからテールに掛けてなだらかなテールロッカー
プレーナーで削ってグラインダーで整えます。
もう一度横から見た所
左がノーズで厚みが7mmぐらい
前から3分の1のところ何も削ってないので元の厚さ15mm
テールに掛けてなだらかにロッカーを付けて右側 テールエンドの厚みも7mmぐらい。
アウトラインを切ったあとにロッカーをミニ鉋で調整するので今の段階では
大きな流れを作ればいいと思う。
②デッキロッカーを作る
忘れがちなところだが、大切なライン。
例えるなら 三日月とかまぼこの違い。妊婦とデブの違い。
蝶と蛾のちがい。みたいな・・・・
もちろん板なので平ら・・・・
私のシェイプルームいいでしょ?片方の照明を付けたり消したり・・・
これで光と影がダンスするの(うふ)
今日は豆かんなさん 大活躍です。
こんな感じで掘り込みます。センターライン上だけでなく、
同じようにレール側までロッカーがついています。
③アウトラインを切る
やっとアウトラインが落せます。一番初めに落してもよかったのですが・・・・・
私の普段使う電動工具では今回のプロジェクトには大きすぎなのと、
ボードが小さいので、固定するのが難しく、
ノーズかテールが万が一欠けても大丈夫なように、あとでアウトラインを切ることにしました。
アウトラインを切る道具は何でも好きなもので切ってください。
私はバンドソーと電動カンナでスパッと!
ノコとカンナでも厚さ1.5cmなので楽勝です。
上手くなってくると ノコを引く感覚と、カンナで削る感覚はたまらない快感ですね。。。
できるだけ90度になるようにしましょう。
手動の人は癖が出やすいので、ボトムとデッキをひっくり返しながら作業するといいかも。
垂直に切ったつもりが、裏返してみると・・・・ギャーぁ!
Welcome to our world.
④ボトムのロッカーを整えてボトムのデザインを削る。
ここからは楽しいところ。
テンプレートに載せたかわいい子達。
今日の相棒は君だ!刃はドイツ製を装着!削り心地はまるでベンツ!
ノーズ
の横顔
まっすぐ落さないで、丸みを残しつつ、全体にやさしく、ラインを調和させて、先端はぐぐっと!
こんな感じでやるといいと思います。
このあとペーパーをかけますが、ここで形はしっかり作っておいてください。
カンナでなければ、でない味 できないラインがそこにある。by Kazuhiro Yamada(笑)
次はボトムのデザイン。
コンケーブを入れたかったのですが、板が薄いのと、集成材のため真ん中に継ぎ目があり
使っているうちに真っ二つに折れそうな気がしたので・・・
コンケーブはなしでボトムはVにしてあります。
Vにしたことで、+α テールロッカーを稼ぎました。
⑤デッキ側 レールに掛けてドームを作る。
まずは完成の写真を見てください。
デッキ側をテールに立ってノーズをみます。
センターラインをトップとして左右にラインが落ちます。
ドーム型になっています。しかも金太郎飴の様に、ノーズからテールにかけてドームです。
ドームのピークは真ん中 ノーズにテールに向けてなだらかに落ちます。
ドームを何処まで落したらいいか分らなくなるので、線を描いておくといいかも。
私は描かないのが好きですが、今回は皆さんに分り易く。
中心の厚さの半分ぐらいが目安。今の段階で12・3mmの厚さなので6mmか7mm。
ボトムから同じ高さで線を描きます。
赤いラインを目掛けて、ノーズとテールは最後まで触らないように!
小さいカンナで調節します。
この時もセンターライン上のノーズ側テール側は弄らない。
センターラインも調整のみ。ノーズ側 ミドル テール側 こんな感じです。
⑥レールを作る。
やっとここまで来ました。何がと言うとやっとブログを描くのがここまで来ました。
自分の文才の無さに嫌気が差します。
作るの簡単。書くの大変。国語2 図工5
小学校からあまり変わっていません。
赤いラインを目掛けて削ってきたので、同じ厚さで四角いレールが残っています。
ノーズとテール側は小さくなっています。
レールを削る説明は難しいのですが・・・・カンナを斜め45度にセットしてレールを作ります。
今回 私はオーソドックスな60/40 のレールを作りました。
デッキ側を強めに、ボトム側は弱く面を取る感じで、ノーズ テールにかけてゆるやかに。
できるだけ左右対称に!
⑦テールを作る
テールはスワローにします。
ここのラインはあえて真っ直ぐに!斜めにして一発で決めます。
曲線を追い求めて、最後はきれいな直線で閉める。うん うん 最高にかっこいい!
⑧サンディング
60番と木のブロックで荒削りしてください。
その後写真のような サンディングブロックと100番で木目に沿って、
その後 240番で仕上げ
シェイプ完成
ボトムロッカーにデッキロッカーにデッキのドーム 基本の3つであら不思議!
もう まな板とは呼ばせないぜ!
是非皆さんもお試しあれ。
失敗しても大丈夫。間違えてもノーズやテールを短く切ってみると意外といける。
アウトラインも リ テンプレートすれば、だれも気づかない。どんなに間違えても660円!気楽に行こう。